2尺サイズ(直径約60cm)の大きな蕎麦打ち用のこね鉢 スリ漆修理


千葉県、M様より 


修理前の状態


木鉢内側 穴がところどころ
木鉢内側 穴がところどころ
こね鉢内側 ヒビ
こね鉢内側 ヒビ

こね鉢 裏側
こね鉢 裏側
裏側にもヒビが見えます
裏側にもヒビが見えます

 蕎麦打ちようのこね鉢を使えるようにしてほしいというメールをいただいたのが最初だったと思います。

 まずは、写真とサイズをメールで送っていただき、①拭き漆で仕上げる場合と②黒漆に塗る場合のお値段の2種類の見積もりをださせていただきました。

 

黒漆塗りの修理費用は、拭き漆の倍以上もかかりますし、なにより御依頼いただいたお客様は、見た目よりも永く使えることを一番に考えられていたので、拭き漆で充分だと思いました。

 

 


修理途中の工程

ヒビや穴をコクソで埋めた状態
ヒビや穴をコクソで埋めた状態
ヒビや穴をコクソで埋めた状態
ヒビや穴をコクソで埋めた状態

がたつきを直しました
がたつきを直しました

上の2枚の写真はヒビや穴をコクソで埋めた写真です。

 

左の写真は、ガタつきを直すために、生地やさんで調整しながら削ってもらいました。



こね鉢修復完成!

拭き漆をほどこした「こね鉢」
拭き漆をほどこした「こね鉢」
こね鉢裏側
こね鉢裏側

拭き漆を何回か繰り返しすことによって、美しいつやが出てきます。

コクソを埋めた部分が透けて見えますが、それはまたそれで味がある仕上がりになったのではないでしょうか。

凸凹した形もなんだかアートに見えます^^

この拭き漆の色は、これから徐々にもう少し明るくなっていきます。漆は生きていますから!


今回の修理期間は?

☑ 約2ヶ月


今回の修理費用の目安は?

☑ ~4万円

 ※あくまでも目安です。


備考

1本の木から作られた大きなこね鉢で、使えるまでに蘇ったことに私も感動を覚えています。

これでまた長い間重宝されそうですね。


お客様の声

こね鉢を送ってすぐに、御自身のブログで書かれていました。

 

ブログの中で

「漆職人さんが新しい命を吹き込んでくれた。今度はこれを使って私が蕎麦を打ってゆく番。」と書かれています。

 

美味しい手打ちのお蕎麦、楽しみですね!

ここ福井も蕎麦処なので、ぜひ、福井県産のそば粉も試してほしいものです^^

 

Mさん、本当にありがとうございました。手打ち蕎麦を多くの方と堪能して下さい。

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