木製曲げわっぱの漆塗り修理

愛知県 N様よりご依頼の木製曲げわっぱの修理例です。

 

可愛らしいわっぱのお弁当箱です。

 

外側は角の部分が多少漆が剥げているのですが、目立った傷みはありませんでした。

 

内側・底の角部分が少しヒビがあり、下地の黒が見えていたので、このままお使いになると水がしみ込んでますます傷むことになります。

内側の角部分が傷んでいる曲げわっぱ
内側の角部分が傷んでいる曲げわっぱ

修理内容としては、内側の朱を全部塗り替えて、外側は全体的に拭き漆を施しました。

期間は約1ヶ月。


修理完成

内側を塗り直した曲げわっぱ
内側を塗り直した曲げわっぱ
外側全体、拭き漆を施した曲げわっぱ
外側全体、拭き漆を施した曲げわっぱ

曲げわっぱ修理完成
曲げわっぱ修理完成

剥げて白くなった部分は、拭き漆をさっと施したことできれいに漆の艶がでました。

ワッパの本体とフタの内側の朱を塗り替えることで丈夫になり、安心してご使用いただけます。

 

今回は状態が良かったので、2,000円(税抜)ほどで塗り修理ができました。

 

もし、わっぱに多少でもヒビが入っていたり、割れていたり、隙間があったりすると、3,000円~10,000円ほどかかる場合があります。状態によって修理費用は変わりますので、お問い合わせください。

 

 


漆塗り漆器の扱いでご注意いただきたいこと

塗りたての漆は、完全に乾いてない状態です。

手で触っても問題はありませんが、塗りたての漆器に熱い汁物やご飯を入れると漆の変色の原因になります。

最低でも3ヶ月、できれば半年ほどそのまま保管していただいてからご使用ください。

 

また、塗りたては漆特有の臭いも気になります。この臭いも徐々に薄れていき、半年ほどで徐々に気にならなくなります。