銚子の一部が剝がれてしまった

山梨県 E様より


お正月明けに修理のご依頼をいただきました。

お正月は漆器を使う機会が増えるため、一年で一番修理のお問い合わせが多くなるのがお正月明けなんです。

今年は、重箱に加え、屠蘇器の修理が増えて、間違えないようにかなり気を張りました。


修理前

銚子の持ち手の土台の部分が1か所、取れてしまったそうです。


取れてしまったパーツを接着して、周りをなるべく違和感なく黒漆で塗って仕上げます。

接着するだけなら強力接着剤とか使えば誰でもできるのかもしれませんが、なるべく違和感なく仕上げるというのは、そう簡単なことではありません。


もちろん、「ここだけ直しました」という感じは否めないことを承知いただいて、修理にかからせていただきました。



修理後

仕上がってきた銚子を見て、「どこを修理したんだっけ?」と正直思ってしまったくらい、違和感なく仕上がってきました。

これで、また来年のお正月に安心してお使いいただけます。



このような部分修理の場合、「どこを修理したんだっけ?」と思うことは、実はしょっちゅうで、その理由として

  1. 職人さんの腕がいい(←これが一番の理由です!)
  2. 修理期間が長いので単純に忘れてしまう(←これも職人さんの腕がいいから)
  3. 同じような漆器が多いので、細かく覚えていられない


このような理由が挙げられます。


だからこそ修理前の写真って、とても大事なんです。写真見て、ようやく思い出すのです。



【今回の修理期間は?】

約2ヶ月

【今回の修理費用は?】

3,000円まで