東京都 O様から焼杉でできたくりぬきのお弁当箱修理をご依頼いただきました。
修理前



今回ご依頼いただきましたお弁当箱は、くりぬきのお弁当箱で、外側は焼杉、内側はクリア塗装で仕上げられていました。
外側は若干剥げていて、それよりも内側の黒ずみが気になられたのだろうと思います。
曲げわっぱでも同じなのですが、黒ずみはカビではなく、そのままお使いいただいても全く問題はなのですが、もちろん気にされる方は多いです。
ついてしまった黒ずみはとることはできません。
ですので、漆を塗って黒っぽくすることで、目立ちにくくさせる以外ありません。
修理後



杉の木に拭き漆をすると、かなり濃い色に仕上がります。
気持ちの問題ではありますが、濃い色になると、黒ずみも気にならないと思います。
内側のクリア塗装がはがれていた個所があり、その部分はどうしても弱くなっていたため、漆を施す前に研ぎをするとへこみます。そこを平らにするには錆をいれるしかないのですが、錆は木よりも弱く、またその部分だけ真っ黒になってしまうので、あえてそのままにさせていただきました。
これからも永くお使いいただけます。
■お客様の声をいただきました
■今回の修理費用は
3,000円ほど
■今回の修理期間は
2週間ほど

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