屠蘇器銚子のヒビ割れ、漆の剝がれ修理

三重県 村上様よりご依頼


屠蘇器銚子の注ぎ口部分ひび割れ
屠蘇器銚子の注ぎ口部分ひび割れ

銚子の注ぎ口部分のひび割れ、漆の剝がれ(それに伴う蒔絵付け足し)、蓋裏のへこみ傷など3か所の部分修理をしました。


漆が剝がれている部分は継ぎ足し塗りになるので、どうしても凹凸になることと、同じような朱の漆で塗るのですが、全く同じにはならないことをご了承いただいてから修理にかからせていただきました。


※部分修理に関しての長所・短所に関しては、こちらにまとめましたのでご覧ください。



修理後

注ぎ口部分のひび割れを修理した銚子
注ぎ口部分のひび割れを修理した銚子

注ぎ口のひび割れを埋めて、その一面を朱漆で上塗しました。塗りたてなので、漆の色が黒っぽいのがわかりますでしょうか?

これは、徐々に明るい色に変化し元の朱色に近づきますが、全く同じになるということはありません。


漆の剝がれ部分を継ぎ足し+蒔絵の金を継ぎ足し 蓋裏漆塗り
漆の剝がれ部分を継ぎ足し+蒔絵の金を継ぎ足し 蓋裏漆塗り

漆の剝がれが部分も継ぎ足し塗りをして、梅の枝の消えた部分は本金蒔絵で付け足しました。

へこみや傷が目立った蓋の裏は全体を塗り直しました。


■今回の修理期間は

約4か月

■今回の修理費用は

5,000円(税別)ほど