漆器修理品の大まかな内訳を調べてみました

漆器修理を受けるようになって、丸6年が経ちました。

普段、どんな漆器の依頼が多いのか?一度調べてみようということで、大まかに分けている分類を参考に円グラフにしてみました。

 

 

 

上のグラフは、今年に入ってから受けて、修理が仕上がった分の内訳ですので、まだ修理途中の分や年末までに依頼いただく分が含まれていないため、今年の分というと正確ではありません。

年明けにでもまとめてみようかなと思っています。

 

 

■1位は「お椀」

修理依頼品で一番多かったのが、普段使われている汁椀でした。

お味噌汁やお吸い物など、ほぼ毎日使われるお椀ですので、使い続ければ当然傷みも出来てきます。

 

・新しいものを買おうかと探したけれど、なかなか同じものが見つからない

・結婚した時にいただいた大切なお椀だから捨てられない

 

このように、愛着や思い出があって捨てられないというお客様からのご依頼が多いです。

 

 

 

■お盆やお膳

普段使っているお盆から、ほぼ使っていなかったような古いお膳までさまざまです。

産地は違いますが、鎌倉彫りのお盆、春慶塗のお盆などもご依頼いただき、こちらの職人が持っている技術で修理することをご了承いただいた上で仕上げています。

 

 

■重箱

 

新しいものを買い替えようと思ったけど、木製の漆塗り重箱はとても高い

けれど、安価なプラスチックの化学塗装を施した重箱は使いたくない

母や祖母の思い出が詰まった重箱を今後も大事に使いたい

 

重箱は古くから使われているのが多いという印象です。

 

 

■弁当箱

わっぱ弁当箱、くりぬきの弁当箱など、剥がれやヒビなどの修理依頼が年々増えています。

 

 

■他にも・・・

年明けに集中する屠蘇器関係の修理では、屠蘇器の銚子の塗り直し修理が多いです。

注ぎ口部分にヒビが入りお酒を入れると漏れるとか、銚子の取っ手が割れたとか、年に一度のお正月のみ使うものだからこそ新たに買わず修理して使いたいというお気持ちがあるようです。

 

ほかには、硯箱、香炉台、お皿類、賞状盆、お茶道具、こね鉢、菓子器、等々、多くの種類の漆塗り修理を承っています。

 

 

今年もあと2ヶ月を残していますが、こうして一年を振り返ってみると、漆器を通していろんな出会いがあったなぁと、有難い気持ちでいっぱいです。

なかなか行き届かないことも多く、ご迷惑をおかけしていることも多々あることと思います。

それでも、信頼して預けてくださる皆様に深く感謝いたします。

 

いつもありがとうございます。