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「もったいなくて使えない」という考えを捨ててほしい

春の兆しが見えてきた今日このごろですが、まだまだ新型ウイルスの影響が収まりません・・・

軽い花粉症の私にとっては、今まで当たり前に買えていたマスクが買えないという問題に直面し、それならということで家にある布やガーゼで手作りマスクを作りました。

私の場合、マスクをするだけで、ずいぶん緩和されるので、今年はこの手作りマスクで乗り切れそうです。

 

さて、お彼岸の昨日は、雨と風が強かったため、お墓参りを断念しました。

昨日と打って変わって、今日は朝から良いお天気で、いつもより30分早く出社して、おかげさまで実家のお墓参りに行くことができました。

 

 

漆器の贈り物をそのまま保管していませんか?

20年前のことですが、我が家の新築祝いをいただいたお礼に、漆塗りの夫婦椀をお返しの品として贈りました。

 

何年か過ぎて、たまたま話の流れで、その夫婦椀の話になったのですが、「高価なものだからもったいなくて使えなくて、まだそのまま保管してある」と言われたのです。

 

もしかすると他にもいろいろ使わない理由があるのかもしれません。

元々気に入って使っている汁椀があるとか、漆塗りのお椀は使いにくいという先入観があるとか・・・

 

使う目的で自分で選んで買ったものなら、保管するということはほぼないですよね。

でも、頂き物であれば、すぐに使う確率が低くなります。

 

 

正直なところ、漆塗りのお椀は、もったいながらずにどんどん使ってほしいのです。

木製で漆塗りという天然素材のみで仕上げたお椀は、息をしています。

漆器は乾燥を嫌います。

毎日洗って、拭いて、と手をかけることで、漆ならではの艶、透き具合などを感じることができます。

 

使わないことこそもったいないと私は思っています。

 

 

もし、天然素材の漆器(食器)を贈り物でいただいた場合は、どんどん使ってください。

使うことで、愛着が湧いてくるかもしれません。